郷土史

中小企業はその土地に根を張りその土地の皆様の協力があって存続していくことができる存在です。
だからこそ大分のことをもっと知り地域 の歴史や特性を学ぶことで思いもかけない事がわかったりします。

たとえば当社が立地する三川は昔、たくさんの川が流れ込む場所でした。そのため護岸工事が進み現在のような住宅地となりましたが当時は農地がほとんどでした。これは大分市の海岸部にも言える事で、大分市は地震の際の津波対策としてハザードマップを公開しています。
http://www.city.oita.lg.jp/www/contents/1214958872500/index.html

また列車やトラックなどの陸運が発達するまで、良好な港の多かった大分は近畿地方から九州への玄関口でした。
大友宗麟の時代には中国や南蛮貿易も盛んでフロイス日本史という本には宗麟が一時期「日本で一番豊かな大名」だったと自分で言っていた記述があります。
大分は海運と貿易で栄えた街だったのです。

現在 日本は陸運が盛んですが商品の輸送は船便がまだまだ健在です。
大分が発展するにはこの海の玄関口としての特性を生かすことが大事ではないかと思えるのです。